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老齢年金受給付関連の併給調整

【もくじ】

併給調整とは

 一人一年金の原則(1人でもうらう年金は1種類だけ)で給付事由が異なる受給権を取得した場合は併給せず、いずれか一方を選択し他は停止されますが、 中には不合理をうめるため例外で併給したり、 また年金以外の他制度との給付を調整したりすることを「併給調整」と呼んでいます。
 ここでは、 老齢年金給付に関連する 併給調整 を抜粋しましたが、実際においては、年金事務所等各保険者の照会回答票等、制度間のデジタル上の計算結果に基づいた上での選択肢になります。

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【No.1】健康保険の傷病手当金との併給調整

健康保険の傷病手当金との併給調整
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【No.2】65歳になるまでの併給調整

老齢厚生年金の報酬比例部分と
経過的加算額相当額 (1)
併給 老齢基礎年金全部繰上 (3)
退職共済年金の報酬比例部分
(職域加算額含む)と
経過的加算額相当額 (2)
老齢厚生年金
(定額部分は繰上調整額) (4)
併給 老齢基礎年金一部繰上 (6)
退職共済年金
(定額部分は繰上調整額) (5)
老齢厚生年金+加給年金 併給
調整
退職共済年金+加給年金

退職共済年金の加給年金が支給停止

妻の特別支給の
老齢厚生年金 (9)
選択 寡婦年金 (10)
(国民年金)
夫が障害基礎年金受給 × 寡婦年金 K
(国民年金)
選択 遺族厚生年金

★(10)(12) 寡婦年金は、夫が受けることが出来たであろう老齢基礎年金の3/4を60歳〜65歳到達の間支給する有期年金です。

★表の見方・・・例えば、(1)と(3)・(4)と(6)・(9)と(10)は、No.8の新法厚年→新法国年の併給調整(早見表)で見ます。また(4)と(5)は、No.10の新法厚年→新法共済の併給調整(早見表)で見ます。

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【No.3】雇用保険の失業給付の基本手当との併給調整

特別支給の老齢厚生年金 調整 雇用保険の失業給付の基本手当

★「求職の申出」をした日の属する月の翌月から特別支給の老齢厚生年金は支給停止されます。
★ 失業給付の受給期間満了の日の属する月または所定給付日数を受け終わった日の属する月までです。
★ 基本手当を1日でも受給した月は、年金が全額(満額)支給停止となります。
 しかし、同じ1月内で基本手当を1日受給した人と30日受給した人が、同じくその月の年金が支給停止になるのは不公平です。"
 そのため次の「式」で答えが「1」以上になれば、その月数分の支給停止がさかのぼって解除されることになっています。
 この例では、10月の支給停止が解除され10月分の年金が受給できます。

式:
支給停止解除月数
=
年金の支給停止月数
基本手当を受けた日数━━━━━━━━━━30
求職の申込み
受給期間満了
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月
20日 31日 30日 31日 31日 7日 ← 基本手当計150日受給
年金 → 支給 支給停止 支給停止 支給停止 支給停止 支給停止 支給停止 支給 支給 支給

年金の支給停止月数 → 6か月

基本手当受給日数 → 150日

支給停止解除月数 = 6か月−150日/30日

= 6か月−5か月=1か月

★待機期間の7日間は「基本手当を受けた日に準ずる日」で仮停止し受給期間終了後に事後清算になります。待機期間も失業給付を受けた日ではありませんのでさかのぼって支給されます。

★65歳の誕生月は調整されます。

★結論・・・両方は一緒に受給できない(重複分を後からもらえる制度は無い)。そのため双方比較で月額の多い方をチェックして受給する。  ただし、65歳時にまだ基本手当が残っている場合は調整無く両方もらえます。

★65歳以降退職ですと失業給付は、一時金(高年齢求職者給付金)扱いなので、年金の調整はありません。(つまり調整無く両方もらえます)

★厚生年金基金の扱い・・・「年金を全額(満額)支給し停止は行わない」や「全額(満額)支給停止」・・・各扱い有り基金へ要確認です。

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【No.4】雇用保険の高年齢雇用継続給付継続給付との併給調整

特別支給の老齢厚生年金 調整 雇用保険の高年齢雇用継続給付継続給付 ※(1)(2)

 2つの高年齢雇用継続給付の違い

(1) 高年齢雇用継続給付とは、雇用保険の被保険者期間が5年以上ある人が60歳以降(65歳未満・雇用保険の一般被保険者)も在職(失業保険を一度も受給することなく再就職した場合もOK)し、その給与が60歳到達時の75%未満になった場合に、給与の15%を上限として支給される制度です。

(2) 高年齢再就職給付金とは、失業給付を受給し支給残日数が100日以上で再就職した場合は、1年間の支給。200日以上ある場合は2年間の支給。支給期間は再就職した日の属する月から1年(2年)または最長で65歳まで支給されます。


★平成23年8月1日以降の離職者に適用

     
  • ○ 60歳到達時賃金上限額(月額)451,800円 

  •    
  • ○ 支給限度額(月額)344,209円

  •  
  • ○ 支給最低額(月額)1,864円


 高年齢雇用継続給付を受けている間は、年金は給与(標準報酬月額)の6%相当額を上限として支給停止されます。(つまり在職支給停止した残りの在職老齢年金に、更に年金停止率が最高で標準報酬月額の6%に相当する額が支給停止されます)

★ 高年齢雇用継続給付の支給率と年金停止率の早見表(%)

賃金割合
(低下率)
雇用支給率 年金停止率
75以上 0.00 0.00
74.50 0.44 0.18
74.00 0.88 0.35
73.50 1.33 0.53
73.00 1.79 0.72
72.50 2.25 0.90
72.00 2.72 1.09
71.50 3.20 1.28
71.00 3.68 1.47
70.50 4.17 1.67
70.00 4.67 1.87
69.50 5.17 2.07
69.00 5.68 2.27
68.50 6.20 2.48
68.00 6.73 2.69
67.50 7.26 2.90
67.00 7.80 3.12
66.50 8.35 3.34
66.00 8.91 3.56
65.50 9.48 3.79
65.00 10.05 4.02
64.50 10.64 4.26
64.00 11.23 4.49
63.50 11.84 4.73
63.00 12.45 4.98
62.50 13.70 5.23
62.00 13.70 5.48
61.50 14.35 5.74
61未満 15.00 6.00

★ 厚生年金基金

 厚生年金基金の扱い・・・「全額(満額)支給」や「支給停止」・・・各扱いあり基金へ要確認です。

【No.5】新法国年 → 新法国年の併給調整(早見表)

◆後発◆新法国年
65歳未満の
老齢基礎年金
65歳以上の
老齢基礎年金
障害
基礎年金
遺族
基礎年金
寡婦年金
◆前発◆新法国年 65歳未満の
老齢基礎年金
選択 選択
65歳以上の
老齢基礎年金
選択 選択
障害
基礎年金
選択 選択 併給認定
(前発失権)
選択 選択
遺族
基礎年金
選択 選択 選択 選択
(子のみ発生)
選択(同一人死亡のみ発生)
寡婦年金 寡婦失権 選択 選択(同一人死亡のみ発生)

【No.6】新法国年 → 新法厚年の併給調整(早見表)

◆後発◆新法厚年
特別支給
老齢厚年
老齢
厚生年金
障害
厚生年金
遺族
厚生年金
◆前発◆新法国年 65歳未満の
老齢基礎年金
老齢厚年停止
2・参照
選択 選択
65歳以上の
老齢基礎年金
併給 選択 併給
障害
基礎年金
選択 選択
平18.4より65歳以上は併給 (17)
同一支給事由は併給
上記以外は選択
選択
平18.4より65歳以上は併給
遺族
基礎年金
選択 選択 選択 同一支給事由は併給
上記以外は選択
寡婦年金 選択 選択 選択

(17) 老齢厚生年金に子の加算年金額が加算される場合は、障害基礎年金にも子の加算が行われますので、老齢厚生年金の加算は停止されます。

【No.7】新法国年 → 新法共済の併給調整(早見表)

◆後発◆新法共済
特別支給
退職共済
退職共済 障害共済 遺族共済
◆前発◆新法国年 65歳未満の
老齢基礎年金
老齢共済停止
2・参照
選択 選択
65歳以上の
老齢基礎年金
併給 選択 併給
障害
基礎年金
選択 選択
平18.4より65歳以上は併給
同一支給事由は併給
上記以外は選択
選択
平18.4より65歳以上は併給
遺族
基礎年金
選択 選択 選択 同一支給事由は併給
上記以外は選択
寡婦年金 選択 選択 選択

【No.8】新法厚年 → 新法国年の併給調整(早見表)

◆後発◆新法国年
65歳未満の
老齢基礎年金
65歳以上の
老齢基礎年金
障害
基礎年金
遺族
基礎年金
寡婦年金
◆前発◆新法厚年 特別支給
老齢厚年
老齢厚年停止
2・参照
選択 選択 選択
老齢
厚生年金
併給 選択
平18.4より65歳以上は併給
選択
障害
厚生年金
選択 選択 同一支給事由は併給
上記以外は選択
選択 選択
遺族
厚生年金
選択 併給 選択
平18.4より65歳以上は併給
同一支給事由は併給
上記以外は選択
選択

【No.9】新法厚年 → 新法厚年の併給調整(早見表)

◆後発◆新法厚年
特別支給
老齢厚年
老齢
厚生年金
障害
厚生年金
障害
厚生年金
◆前発◆新法厚年 特別支給
老齢厚年
選択 選択
老齢
厚生年金
選択 平19.4前遺族は選択
上記以外は併給
障害
厚生年金
選択 選択 共に2級以上は併給認定(前発失権)
上記以外は選択
選択
遺族
厚生年金
選択 平19.4前遺族は選択
上記以外は併給
選択 選択
別支給事由のみ発生

 65歳以上の遺族厚生年金の受給権者が被保険者の場合には、在老制度の減額調整される前の老齢厚年額に基づいて遺族厚年額が決ります。

【No.10】新法厚年→新法共済の併給調整(早見表)

◆後発◆新法共済
特別支給
退職共済
退職共済 障害共済 遺族共済
◆前発◆新法厚年 特別支給
老齢厚年
併給 選択 選択
老齢
厚生年金
併給 選択 平19.4前遺族は選択
上記以外は併給
障害
厚生年金
選択 選択 選択 選択
遺族
厚生年金
選択 平19.4前遺族は選択
上記以外は併給 
選択
短期 長期
短期 選択 選択
長期 共済 併給

(共に長期要件)
併給
(同一事由のみ)
上記以外は選択

【No.11】新法共済 → 新法国年の併給調整(早見表)

◆後発◆新法国年
65歳未満の
老齢基礎年金
65歳以上の
老齢基礎年金
障害
基礎年金
遺族
基礎年金
寡婦年金
◆前発◆新法共済 特別支給
退職共済
退職共済停止
2・参照
選択 選択 選択
退職共済 併給 選択
平18.4より65歳以上は併給
選択
障害共済 選択 選択 同一支給事由は併給
上記以外は選択
選択 選択
遺族共済 選択 併給 選択
平18.4より65歳以上は併給
同一支給事由は併給
上記以外は選択
選択

【No.12】新法共済 → 新法厚年の併給調整(早見表)

◆後発◆新法厚年
特別支給
老齢厚年
老齢
厚生年金
障害
厚生年金
遺族
厚生年金
◆前発◆新法共済 特別支給
退職共済
併給 選択 選択
退職共済 併給 選択 平19.4前遺族は選択
上記以外は併給
障害共済 選択 選択 選択 選択
遺族共済 選択 平19.4前遺族は選択
上記以外は併給
選択 (共に長期要件)併給
(同一事由のみ)
上記以外選択

【No.13】新法共済 → 新法共済の併給調整(早見表)

◆後発◆新法共済
特別支給
退職共済
退職共済 障害共済 遺族共済
◆前発◆新法共済 特別支給
退職共済
併給
(他共済間のみ発生)
選択 選択
退職共済 併給
(他共済間のみ発生)
選択 平19.4前遺族は選択
上記以外は併給
障害共済 選択 選択 共に2級以上は併給認定(前発失権)
上記以外は選択
選択
遺族共済 選択 平19.4前遺族は選択
上記以外は併給
選択 (共に長期要件)併給
上記以外選択

【No.14】新法と旧法間の支給調整

老齢基礎年金
(65歳未満)
老齢基礎年金
(65歳以上)
特別支給の
老齢厚生年金
老齢
厚生年金
旧国民
年金法
障害年金 選択 選択 選択 併給
母子
(準母子)年金
選択 選択 選択 選択
寡婦年金 選択 選択
障害基礎年金 選択 選択 選択 併給
遺族基礎年金 選択 選択 選択 選択
旧厚生
年金法
障害年金 選択 選択 選択 選択
遺族年金 選択 併給 選択 選択
旧共済組合法 退職年金
(65歳未満)
併給 併給
退職年金
65歳以上)
併給 併給
障害年金 選択 選択 選択 選択
遺族年金 選択 併給 選択 選択
障害厚生年金
(障害共済年金)
遺族厚生年金
(遺族共済年金)
障害基礎年金 遺族基礎年金
旧国民
年金法
老齢年金
(通算老齢)
選択 併給 選択 選択
障害年金 選択 併給
年金法 老齢年金 選択 65〜
併給
選択 選択

【No.15】旧法と旧法間の併給調整(早見表)

国民年金 厚生年金 共済組合
老齢年金 どれでも併給 老齢年金 どれでも併給 退職年金
通算老齢年金 通算老齢年金 通算退職年金
障害年金 障害年金 障害年金
母子年金 母子年金 遺族年金

★ 旧制度は、同一制度内では今と同じ1人1年金でした。しかし、他制度間では併給が行われていました。
★ 昭和61年3月31日までの年金各法を旧法と呼びます。

【No.16】新法国年→新法国年の併給調整(早見表)

いずれか有利なグループを選択

★ 平成19年3月31日までに受給権が発生した人
    (下記表のAグループ、Bグループ、Cグループ、の内どれか1つ選択)

Aグループ Bグループ Cグループ
(1) 夫の遺族厚生年金2/3
(遺族共済年金2/3)
(2) 夫の遺族厚生年金
(3) 妻の老齢厚生年金1/2
(退職共済年金1/2)
(4) 妻の老齢厚生年金
(5) 妻の老齢基礎年金 妻の老齢基礎年金 妻の老齢基礎年金
     
  • (3) 受給者の老齢厚生年金等が遺族年金よりも多い場合は、老齢厚生年金等が支給されます。

  •    
  • (3) 在職中は、在職老齢年金の額から、また所得制限が適用される場合は、所得減を受けた後の額の1/2が支給されます。

  •  
  • 遺族厚生年金には「経過的寡婦加算額」を含み、老齢厚生年金には「経過的加算額」を含んで計算されます。

  •  
  • (5) 65歳以降は、遺族厚生(共済)年金または老齢厚生(退職共済)年金どちらを選んでも、老齢基礎年金は、全額(満額)支給されます。

★平成19年4月1日以後に受給権が発生した人
    (下記表のAグループ、Bグループ、からどちらか1つ選択)

Aグループ
夫の遺族厚生年金
(1)または(2)
 ← 遺族厚生年金と(4)妻の老齢厚生年金の差額を支給
   (在職老齢年金は、支給停止をしない場合の額を差し引きます)
(4)妻の老齢厚生年金  ← 妻の老齢厚生年金を優先して受給
妻の老齢基礎年金

Bグループ
夫の遺族厚生年金  ← 老齢厚生年金相当額の支給停止はしない
   (1)と(2)の比較をせず、死亡者の老齢厚生年金の額の
   3/4になります。
(4)妻の
老齢厚生年金
 ← 支給が停止
遺族基礎年金
     
  • (4)に厚生年金基金の加入期間がある場合
  • 繰上げ又は繰下げしている老齢厚生年金については、繰上減算後又は繰下げ加算後の老齢厚生年金が支給停止の対象額となります。
     

  • 昭和12年4月2日以降生まれの者が、65歳以降在職した場合は、報酬比例部分が在職老齢年金の調整の対象になります。

  •  
  • 施行日の平成19年4月1日に既に65歳以上の遺族厚生年金の受給権を有する者は、この制度は適用されません。

PM 10時59分

02月23日
 木曜日

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